ゲーム 3

く〜、この感覚、気持ちいい〜〜
裸のまま椅子に座り、一息入れるカナ。
疲れきった身体を休めながら、
再び起こすアクションの為、力を蓄えているのだ。

それじゃ、そろそろ行くかな? ふふふーん♪
椅子から立ち上がり、軽く身体を屈伸させる。
そして大きく息を吸い込むと…
よ〜い…、どーーーーん!!
そう言って、カナはダッシュで教室を出て、
そのまま廊下を駆け抜け始めた。
教室の中には授業を受けている生徒が大勢いる。
しかし、そんなものは気にしない。

く〜、この感覚、気持ちいい〜〜♡♡
振動により、カナの股間から白い液体が
ぽたぽたと垂れ落ちる。
裸で走る開放感、股間から流れ落ちる精液。
他人に見られるという羞恥心。
それらが入り混じってカナを…カナの身体を興奮させる。

うはっ、見てる見てる♪
教室の前を走るたび、窓から視線を受ける。
一瞬の出来事のせいなのか、
あまりの珍事に思考が追いつかなかったのか、
窓からカナの姿を見た生徒は、硬直していた。
そしてカナが走り抜けた後で
大きく驚きの声を上げていた。
…………はぁっ、はぁっ、はぁっ!
さすがの運動神経抜群のカナの身体もそろそろ限界か。
まあ、あれだけオナニーしてセックスして
はぁ、はぁ、…それで全力ダッシュだからな。
校舎の2階から1回まで駆け巡り、
そのまま体育館に向かう。
本来、カナのクラスは校庭で授業をしているはずだが、
どこかしらのクラスが体育館を使っているかもしれない。
カナはゴール地点を体育館に定めた。
はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ…

息を荒くして体育館に飛び込むカナ。
しかし、誰も体育館を使用していなかったようだ。
足を止めて、ひと呼吸入れる。
ふぅ…、ふぅ…、はぁ〜…
んー、誰も居ないかぁ…
でもまぁ、あれだけ多くの生徒に姿を見られたんだ。
そのうち誰かやってくるだろうな〜♪
じゃあ、そろそろ…
カナに身体を返してあげるかな♥
カナは足を揃え直立不動になって、静かに精神を集中させる。
と、カナの目から生気が抜けた。
体中の力が抜け、カクンと上半身を崩す。
ギリギリのところでバランスを保ち、なんとか立っている状態。
カナは小さくうめき声をあげると、小刻みに体を震わせた。

う…、あぅ……
何びとにも、その姿は見えることはない。
だが、カナの身体から確かに男の霊が抜け出ていたのだった。
……須藤の魂はカナの身体から抜け出した。
………………
あれ……? どうしたんだろ……。

カナ本人が目覚めた時、全裸で倒れていた。
……………っげ! 裸!?!?
カナは現状に困惑する。
たしか、体育授業の為に更衣室で着替えていて…
それから………、
なんで裸で?
なんで体育館に?
………なんで自分の性器がグチャグチャになってるのぉーー!?

起き上がった振動で
また、カナの股間から白い液体が垂れた。
ワックスで磨かれたテカテカの床面に
カナの愛液と男子生徒の精液が入り混じった汁が垂れ落ちる。
思わず自分の股間を触った。
とろとろに溶けたように、柔らかく解れた陰茎は
カナを強く刺激する。
んっ、ふぁっ!?

今まで、感じたことのない強烈な刺激。
カナはこみ上げてくる強い不安に、
確認せずにはいられなかった。
つづく